猫と子供のはなし(譲渡会)
我が家には猫が1匹、犬が1匹、ハムスターが1匹います。
猫を飼い始めた話
猫を飼い始めた理由は、長女にありました。
離婚裁判をするまでになってしまった為、そのせいなのかどうか分かりませんが、「どうせ私なんか」と言う言葉が多くなっていました。
学校では問題は無かったのですが、ちょっとふさぎ込む感じの時が増えて来て・・・。
どうしようと悩んでいたのですが、犬か猫を飼ってみたらどうだろう?と言う話になりました。
アニマルセラピー的な事も考えましたが、もともと私が動物が好きで飼いたいな・・・と。
長女に言うと、さっくり「嫌」と断られてしまいました。
あまり動物を触った事が無かったので、試しに里親を募集している雑貨屋さんに行ってみました。
最初はおどおどしていましたが、時間がたつうちに慣れてきました。
犬はやっぱり怖いと言う事で、飼うのは猫になりました。
どんな猫を飼う?
いろいろな猫がいますよね・・・。
我が家は血統書にはこだわりはなかったので、即、犬猫の譲渡会で探す事になりました。
とりあえず、一番近い日にちの開催しているのに行ってみました。
子供たちは初めてだったこともあり、あまりピンとこなかったらしく結局は何もせずに帰ってくることに。
まぁ、そんなにすぐに決められるものではないですよね。
命を預かる事になるのですから、そんなに簡単な事でもありません。
また次を考えている所に、雑貨屋さんの所の猫ちゃんが参加する譲渡会があると知りました。
運命の猫
譲渡会へ行くのは2回目。
今回も見るだけで終わるかなぁと思っていました。
私ではなく、子供たちが良いと思える猫がいればいいなぁと。
譲渡会には犬もいたし、猫は子猫から成猫までいました。
その中で真っ黒い猫が3匹いて、その中でメスにしようと話が決まっていきました。
里親さんも良い人そう。
トライアルする話をしている時に、あるキジトラとサビが混ざった猫が、ケージから手を出して私の腕をトントンと叩きました。
最初は気のせいかと思っていました。
黒猫を見ながら話をしていると、またトントンとタッチされている気がする・・・。
その様子を子供たちも見ていて、「お母さんをトントンしてる~面白いね~」と言う話になりました。
またまた偶然に、その私の腕をトントンしてきた猫も同じ里親さんでした。
その子もメスで、おとなしい良い子で、トイレトレーニングも終わっていると言う事で、何だかあれよあれよと言う間に黒猫ちゃんではなくトントンしてきた猫にトライアルが決まりました。
1週間のトライアル開始
譲渡会では当日、猫を預かって返る事は出来ません。
里親さんが家まで連れてきます。
どんな家で、どんな環境なのかを見る為です。
網戸を開けて脱走する可能性もあるので、そんな事も教えてくれます。
トライアルと言え、1週間は猫を飼う訳で、キャットタワー、トイレ、猫砂、キャットフード、水の容器、トイレ用の網スコップなどを用意しました。
キャットフードは購入する際に、いつも食べている品名を聞きました。
その里親さんは、何でも食べられるように固定はしていなかったようですが、お勧めのキャットフードを教えてくれました。
来た最初は猫にとっても知らない場所なので、オドオドします。
焦らず気長に構えるのが良いです。
もの凄く大人しい猫ですが、少しずつ慣れも出て来て悪さもしたりします。
子猫ではなく成猫でもなく、中猫くらいの大きさでした。
カーテンや壁をバリバリする事もなく、トイレもすぐに出来ていたし、本当に賢い猫です。
子猫から飼う場合、トイレトレーニングなど大変ですが、譲渡会に出ている猫はトイレトレーニングが終わっている猫たちも多いと思うので、良いかもしれません。
1週間を待たずに猫も子供たちも慣れてきたので、トライアルから正式に飼う事にしました。
トライアル終了後
トライアルから正式に譲渡させて頂きたい旨を伝え、もう一度来てもらいました。
譲渡する際に書類にサインをします。
後は予防接種の費用を払いました。
次の猫ちゃんたちに使われます。
仮の名前を付けられていたのですが、長女がそのままの名前にしたいと言ったので、名前を変えず今も飼っています。
とても運命的な出会いで猫に出会ったのですが、本当に不思議な猫です。
一番に寄り添わなければならない人が分かるのか、姪がやってきたりすると姪に寄り添います。
私が精神的に参って来ると、私の所へやって来ます。
普段は長女が一番で、長女のそばを離れません。
トイレにまで追いかけて行って、ちょっとしたストーカーです。
とても不思議な事なのですが、本当に心理状態が分かっているようです。
正式に譲渡してもらった後は、時々、写真を送ったり、予防接種などを打ったりすると連絡をしたりしてます。
長女の様子も目に見えて落ち着きました。
いつも私たちに寄り添ってくれる猫ですが、猫にとっても癒しの家であれるようにしてあげたいと思っています。