泥沼離婚裁判ブログ

最高裁にまで至った離婚裁判のブログです

モラハラ夫と離婚するのに弁護士を付けた方が良い理由

私も離婚をする数か月前に、自分がモラハラをされている事に気が付きました。

モラハラの場合、自分がモラハラをされている事に気が付かない事が多いです。

気が付いた時には、すでに相手との上下関係がハッキリと決まっていて、太刀打ちできない状況なのです。

私が離婚調停の時は弁護士を付けようとは思っていなかったのに、弁護士を付けた理由は、相手による嫌がらせです。

 

モラハラをする夫の特徴として、「自分の思い通りにいかないとキレる、黙る、引きこもる」と言う事があると思います。

小学生のように駄々をこねる感じなのですが、嫌がらせの方法も威圧的な方法です。

私の場合は、主に毎日家にやってくる事でしたが、モラハラをされている事に気が付き、解けるとモラハラをされている瞬間に気が付く事が出来るようになります。

「あ、今!私、相手にモラハラされてる!」と言う突っ込みが出来るように。

決して警察に通報する程度ではなく、法に触れない範囲で脅しをかけてきます。

ただ、嫌がらせによって判断力や思考力が失われたり、鈍くなってしまいます。

自分一人で相手に対峙しようとすると、相手に言いくるめられる可能性や、「自分さえ我慢していれば」と言う気持ちがわいてきてしまうので、最後まで戦えなくなる可能性があります。

ただし中途半端にやめてしまうと、相手にしてみたら「自分の主張が通った」と言う事で、こちらは離婚に関して負けを認めてしまう事になり相手には逆らえない「一生奴隷」のような生活が待っています。

(あくまで私の思っていた事ですが)

 

私の場合は、相手の収入や生活態度も原因があったのでモラハラだけではないですが、自分を威圧し続け君臨し続けてきた相手と戦うのは、相当の精神力が必要です。

隣に弁護士がいて、アドバイスをもらえたりするのはもちろん、「一緒に戦ってくれる」と言う存在が心強かったです。

 

後は、自分が普通だと思っていた事が、弁護士によって普通ではないと気づかせてくれた事。

モラハラ夫によって、自分が我慢する事が当たり前になっていて、判断力が偏っているので弁護士と話をする事によって、普通とのズレがあったんだなと分かりました。

自分にとっては些細な事でも、弁護士にしてみれば相手を責める材料になったりと。

一度や二度ではなかったので、自分一人で調停をしていたとしたら、本当に主張しなければいけない事が出来なかったはずです。

 

ただ弁護士もボランティアではないので、着手金が必要となります。

着手金は離婚できる、出来ないにかかわらず支払うもので、希望通り離婚できた場合には報酬金も請求される事になります。

私のように相手の嫌がらせによって、最高裁までいくとなると着手金だけでも、相当の金額になったので大変でした。

それに加えて、離婚と養育費の希望が通ったので報酬金の支払いが来ます。

でも、離婚できないと自分らしい人生がおくれないので、これで良かったと思っています。

ただ、さっさと離婚届けを書いてくれていれば、2年半と言う時間と貰えたはずの児童扶養手当や、支払わなくて良かっただろう医療費に関しては、腹が立つところです。

 

ここは注意が必要だと思うのですが、モラハラだけを主張して離婚する事は非常に厳しいと思います。

調停は話し合いなので良いのですが、裁判になると離婚出来る理由が必要になります。

私の場合は、別居と思われる曖昧な期間もそれなりにありましたし、元夫が私の扶養に付くほど低収入だったと言う目に見える事実がありました。

それでも金銭的には財布が一緒になっていたので、金銭的にも別々になるまでは別居とは認定されませんでした。

控訴審(二審)で決着がつくまでに、かなりの時間がかかったので、別居の期間が稼げたのもあったでしょう。

ない事、ない事、自分の寄生生活を続けるために相手は嘘を平気で付いてきました。

DVがあれば病院へ行って診断書をもらっておけば良いのですが、モラハラは判定が非常に難しいと思います。

うつ病に関しては、病院へ行ったからすぐに診断書を出してくれるとも限りません。

私が通っていた病院がそうでした。

 

モラハラ夫に離婚を突きつける時は、とことんまでの覚悟をして離婚を切り出しましょう。