面会交流で発生する「調査」について
今日も来て頂いてありがとうございます。稲穂です。
離婚の中で、あった事をいろいろと考えていました。
相手は、自分が寂しい時に一緒にいられる家族が欲しかっただけで、子供が心底から好きではなかったので、離婚裁判中に親権を争う事はありませんでした。
離婚時には親権を争わず、離婚後の面会交流の調停で「調査」される事になりました。
調査官が「調査」に来る事になった経緯について
私の離婚調停と家庭裁判(一審)では、
1.離婚する事
2.娘2人の親権者は私である事
3.養育費を支払う事
4.慰謝料を支払う事
を争いました。
結果は、離婚して親権は私で、養育費は月〇万円。
慰謝料については、相手が一方的に悪い訳ではないとみなされて取れませんでした。
親権が私になったのは、相手は「離婚しない」と言って主張した為、親権については争わないで離婚になりました。
離婚が確定した後で、相手が年金分割と面会交流と財産分与の調停を出してきたのですが、その中の面会交流で、親権についても主張してきました。
・・・主張してきたと言うには、ちょっと違うかもしれません。
私が親権者として「不適格」であり、自分(元夫)の方が親権者として「適格」だと主張してきました。
親権者は私よりも、自分の方が相応しいと。
その為、裁判所から調査官が「調査」しに来る事になりました。
面会交流の調停の途中から、調査官が同席するようになりました。
どんな方法で調査するのか?
調査方法は、面談です。
まずは、自分と元夫がそれぞれ別の日に、調査官と個別面談をします。
聞かれる事は、
・子供の一日の過ごし方、好きなものや嫌いなもの、性格や特徴など。
・子供と父親(元夫)との関係など。
・どれくらいの頻度で面会交流を認められるか
・面会交流の宿泊の有無や時間、場所などについて
どちらが先か後かは忘れたが、面会交流についてのDVDも見せられました。
DVDはドラマ仕立てで、面会交流に関する注意点と、理想とされる対応などのストーリーでした。
円満に離婚出来ていたなら、可能だったかも知れませんが、DVDのようにうまく行くケースは非常に少ないのではないだろうか・・・と思います。
あくまで、「理想」と言う事でしょう。
その後、子供と慣れる為に調査官が自宅にやってくる事になります。
子供と仲良くなって、個別の面談をしやすくするという事らしいです。
慣れるとは言っても、「家庭での様子」を見に来ると言う認識で良いと思います。
日時は相談して決めた日時で、子供の部屋なども見るらしいと聞いていたので、出来る範囲で大掃除・・・。
調査官が来て、家の中を見て行きながら子供の生活状況を確認していきます。
寝室になっている部屋は、凄い惨状(汚部屋)だったので「ちょっと無理です」と言うと見られなくて済みました。
後は、子供たちと打ち解ける為、持参したゲームを4人でやる事に。
調査官が持参したのは「黒ひげ危機一髪」などです。
和やかに時間は進み、調査官が最初の予定通りの時間で帰るのを、3人でお見送りしました。
その1週間後に、裁判所での面会です。
幼稚園や小学校へ聞き取りに行かれるのかと思いましたが、それはありませんでした。
裁判所での面談について
裁判所へ子供を連れて行きますが、可能である限り、調査官と子供と一対一での面談になります。
1人が無理だと親がそばで見ている事は出来るのかもしれません。
子供は娘2人でしたが、別々の時間設定でになりました。
長女は学校の時間割の都合もあり、後から母に連れてきてもらいました。
次女を先に連れて良き、面談が行われている時は、一人で待っている事になります。
時間はそんなに長くないようですが、次女は幼稚園の年中だったので、遊びながら聞き取りをしたようでした。
長女は小学生の高学年だったし、普通に話しながら面談できただろうと思います。
何を話したのかと言うと、
・一日の生活について
・学校生活について
・習い事について
・父親、母親について(好きな所、嫌いな所)
などについて聞いたらしい。
それに基づいて、調査官の意見が述べられます。
調査報告書が完成すると、裁判所から連絡が入るので、取りに行く事になります。
原本を裁判所のコピー機でコピーした覚えがあります。
調査官の意見について
調査官の意見がでると、それに基づいて、回数や方法を決めて行く感じになります。
絶対的ではありませんが、ある程度、意見が固まるまで調査官は同席していました。
調査官がアドバイスする事は面会するべきかや、回数、宿泊などです。
親権を争う場合の「調査」になると、やはり幼稚園や小学校への聴き取りなどがあるのかもしれません。
きちんと親子関係が出来ていれば、不安がる事は無く普段の様子を見せて大丈夫だと思います。
子供との関係を良く見せようと努力する必要もないし、取り繕う必要もなしです。
次回は、面会交流の現状を書ければと思っています。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。