泥沼離婚裁判ブログ

最高裁にまで至った離婚裁判のブログです

市役所からの書類(世帯分離の話)

私の場合は、住民票がある場所には私と子どもたちが住んでいて、元夫は住民票を私たちと同じ場所においたまま違う場所で住んでいます。

 

私が離婚調停を申し出てから、元夫も私に見られては困る書類があるのか、郵便局で転送届を出したようです。

一度、それを知らなくて届いた書類を元夫が来た時に手渡したら、怒り出しました。

後で郵便局から「いつ来たか」「他に届いたものはないのか」など、聞き取りの電話がかかってきて転送している事が分かりました。

私から書類を受け取った元夫が、書類がこちらに届いたことに怒って郵便局へ電話をしたようです。

 

転送届が出ているという事は、市役所から届いている書類はどこへ行くのか?と不安になりました。

 

・子どもの書類

児童手当や予防接種の案内などがあります。

大抵は、世帯主が保護者という事で旦那様の名前と子どもの名前連名で届いているのではないでしょうか?

我が家の場合も元夫が世帯主になっていたので、子どもたちに対する書類が届かなければ困ると思って、市役所の子育て支援課へ問い合わせてみました。

 

結論から言うと、子どもへの書類は子どもの名前と住所が優先されるようです。

実際に住んでいるのは、住民票のあった住所なので住民票と違う住所だった場合にはどうなるかが分かりません。

 

・がん検診の案内、選挙の投票所入場券など

これは間違いなく世帯主へまとめて送られます。

元夫の転送先へ届き、元夫が書類を持ってきました。

 

離婚調停を申し立ててから、度重なる嫌がらせを受けていたので話を一切したくない状況で、検診や選挙の書類を受け取らなくてはならないという事が非常に苦痛で仕方なかったのです。

検診の受ける内容すら、知られたくなかった・・・。

 

で、私がどうしたかというと、「世帯分離」を行いました。

 

世帯分離

 

住民票は元夫が世帯主になり、私と子どもたちが入っていました。

元夫を抜くことはできないけれど、私が子供と一緒に住民票から抜けることは可能でした。

メリットは世帯分離することで、書類などが間違いなく自分あてに届くということです。

嫌がらせで渡してもらえないと言う心配が無くなりますよね。

デメリットとしては、世帯分離をしてしまうと別の世帯になってしまうので、相手の住民票や所得証明を取ったりできなくなるという事でした。

 

養育費を決めたりするのに、相手の所得が分からなければ困る人も多いと思うので、そういうことを考えると世帯分離しない方が良いと思います。

私が世帯分離をしたタイミングは、家裁での一審の判決が出た後でした。

判決で離婚が認められたことと、親権が私に決まったこと、養育費の金額も確定したことで、市役所での世帯分離の手続きは簡単にできました。

養育費の金額は私の扶養になっていた元夫の収入が上がれば、もっと違う金額にもなっていたと思います。

私に養育費を払わなければならないという事で、収入を上げてくるはずがないと思っていたので、所得証明が取れなくなることは気になりませんでした。

 

無事に世帯分離したことで、私が世帯主となり子どもの書類はもちろんのこと、嫌な接触もなくなり、安心して生活をすることができるようになりました。

 

世帯分離にはメリット・デメリットがありますので、役所できちんと話を聞いたうえでの手続きをお勧めします。